中国の第三世代の映画監督として、現在の中国映画に多大な影響を残した。この映画は2008年10月に85歳で逝去した謝監督の代表作であり、文革をテーマにした映画の最高傑作でもあるこの映画により、日本で中国映画が認知されるところとなった。
60年代前半、湖南省の街、芙蓉鎮。米豆腐を売る胡玉音と夫の個人商店が繁盛しているのを、国営食堂の女店主李国香が見て嫉妬する。やがて文化大革命が勃発、夫婦は資本主義の走狗とされ、豆腐屋も没収される。謝晋監督はこの作品を通じて、何も罪のない2人の主人公が文化大革命の嵐に巻き込まれ、人生を翻弄され、悲惨な境遇に遭う姿を描きながら、文革の意味を真剣に問う意欲を画面に繰り広げたのである。